IYAMA DENTAL OFFICE
いやま歯科医院 
大阪市鶴見区今津北4−9−18 06-6968-7815

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 <ライブラリー>


歯髄と歯髄炎の話

 私たちがふだん「歯の神経」と呼んでいる部分は、神経や血管、リンパ管などがつまった
『歯髄』と呼ばれる組織で、歯に栄養を供給しています。病気で歯髄を取ってしまうと、歯には
栄養が行きませんから歯は死んでしまいます。歯髄は、歯の生命線とも言えます。



 むし歯もごく初期のときは、ほとんど自覚症状がありません。ところが冷たい水がしみる、
物を噛み締めたときにズーンと響くように痛む、突然ズキンズキンと激しく痛むなどという症状
がでたら、炎症は歯髄にまで広がり『歯髄炎』をおこしています。
 何かにぶつかって歯が欠けたり、けがによって歯髄が切れた場合にも、同じような
炎症がおきます。
 また、歯周病による感染が歯の根の先から歯髄にまで及ぶことがあります。このような
ときにも、激しい痛みを伴う歯髄炎(逆行性歯髄炎)がおきます。

 歯髄炎が疑われるような不快感や痛みがおきたら、できるだけ早く受診しましょう。
炎症が広がる前に病気を発見できれば、あなたの歯の命を救い、お口の健康を守る
ことができます。



定期的なチェックで予防につとめ、大切な歯を守りましょう。

虫歯の進み方
ごく初期のう蝕は「再石灰化」で治す

 むし歯の進行状態は4段階に分類されています。みなさんも学校や歯医者さんでC1、
C3という言葉を聞いたことがあると思います。あれが、むし歯の進行を表す表現です。
しかし最近ではCO(Caries Obsarvation)といって、ごく初期のむし歯は、経過観察を
しながら再石灰化を促す治療が行われています。

歯がしみる時がありますか?
歯の神経が炎症を起しています。
温かいものや熱いものがしみますか?

噛みしめると痛い、温かいものや熱いものを口に入れるとしみる、何もしないのにズキズキ痛む、そんな症状がでたら歯の神経が炎症をおこしています(歯髄炎)。急いで受診して下さい。歯髄炎は、むし歯が歯の神経(歯髄)に届くほど大きく深いとき、むし歯菌や毒素が歯の神経に入り込んでいます。むし歯になっていない歯でも、歯の神経が通る根の先端部にある小さな孔(根尖孔)からバイ菌や毒素が歯の神経に侵入すると、同じように歯髄炎をおこします。

痛みがなくなっても危険!

歯の神経の炎症がひどくなるとズキズキします。しかし、この痛みはしばらくするとなくなります。でも、安心してはいけません。そのままにしておいては大変危険です。痛みはなくなっても歯の神経にはもう細菌が侵入しています。放っておけば神経はくさって死んでしまいます。そして、炎症はまわりの組織にまでひろがり始めます。できるだけ早く、悪くなった神経を取り除いて、あなたの歯を守らなければなりません。神経が死んでもきちんと処置すれば、歯を抜かなくてすみます。
 歯の大切さをよく自覚して、いつまでも自分の歯で過ごせるよう根気よく治療を受けて下さい。

ズキズキ痛んだりお湯がしみたら『歯髄炎』が疑われます。
急いで受診してください。

どうして虫歯になるの?

口の中には虫歯菌が済んでいます。虫歯菌は歯のすき間などに残った食べかすを食べ、糖分を分解してネバネバした歯垢(プラーク)を作り、その中で増えます。さらに、虫歯の原因となる酸を作り、歯を溶かします。歯垢の付着は素早く、食事のすぐあとから始まります。
 但し、口の中にはいつも唾液が流れていて、歯に着いた汚れも洗い流しています。また、歯いったん溶けだしても唾液の中からカルシウムやリンなどを取り込み、再石灰化して元気に戻る力を持っています。でも、歯磨きをしないで古い歯垢をためていたり、甘いものをたくさん取る習慣があると、再石灰かが追いつかず、虫歯になってしまいます。
 
食事中は唾液がたくさん出るようによく噛んで食べ、食べたらすぐに歯を磨きましょう!

 虫歯菌が好きなところ・・・。
・歯と歯の間
すき間は汚れが深く入り込み、虫歯菌にとっては最高の繁殖場所!虫歯菌は汚れを養分にしてどんどん増えます!
・歯と歯がかみ合う面の溝
奥歯はよく使う歯なので汚れやすく、特にかみ合う部分の溝は汚れ がたまりがちで、虫歯菌のすみかに!
・歯の生えぎわのくぼんだ部分
歯と歯ぐきのさかいめで、歯ブラシが当たりにくい所です。ここに虫歯菌が住みつ いてしまいます。
むし歯のメカニズム

●エナメル質が溶ける『脱灰作用』
 私たちの口の中には様々な細菌が棲んでいます。むし歯の原因菌『ストレプトコッカスミュータンス』も
それらの一種です。
 ミュータンス菌は、主として炭水化物や砂糖を原料としてネバネバした水には溶けない物質を作り、
その中で酸を産出します。これが歯の表面につくプラークです。
 酸によって、エナメル質からはカルシウムやリンがどんどん溶け出す『脱灰』(だっかい)が起こりますが、
これがむし歯の始まりです。

●エナメル質を修復する
『再石灰化作用』
 食後しばらくすると食べ物が口に入ってきたことで酸性に傾いたお口の中は、唾液のもつ中和する働き
(緩衝能)によって徐々にpH が元に戻ります。さらに唾液の中に含まれているエナメル質と同じ成分である
カルシウムやリンが、歯の表面に戻ってきます(『再石灰化』)。これで脱灰が修復されます。


お口の中では食事をする度に『脱灰』と『再石灰化』が行われます。この二つの作用のバランスが崩れ、
脱灰の方向に傾けばむし歯が進行します。むし歯を防ぐためには、規則的な食事習慣によってお口の中を
酸性にする回数をできるだけ減らし、フッ素を活用して再石灰化を促進させます。




”知覚過敏”

『むし歯ではないのに歯がしみる。どうして?』

歯を磨いたり冷たいものを口に入れた途端、むし歯でもないのに何とも言えない嫌な感じに
歯がしみることがあります。これが「知覚過敏」です。知覚過敏は、なぜおきるのでしょう?

■刺激を”痛み”と伝える歯の神経
表面の硬いエナメル質の層の下にある象牙質の中には、放射状に「象牙細管」という細い
管が歯の神経(歯髄)に向かって通っています。外からの刺激はこの管を通じて神経に
伝わり、神経はそれらの刺激を「痛み」として脳に伝えます。むし歯でなくとも象牙質が直接
刺激にさらされる状態になれば、歯はしみて痛みを感じます。

■象牙質が直接刺激にさらされる時(くさび状欠損の場合)
象牙質は、強い力で横磨きしたり、かみ合わせが悪くて歯によけいな力がかかったりした
部分では、エナメル質が削れて露出してしまいます。刺激に直接さらされて、歯はしみて
感じます。

■セメント質が露出したとき
また、歯周病が進行すると、歯ぐきが下がって歯の根の部分が見えるようになります。
歯根部分の象牙質はエナメル質よりやわらかなセメント質で覆われているだけです。
何かの拍子にセメント質が欠けて象牙質が露出すると、やはり歯がしみて感じられます。

 治療は、象牙質の削れた部分に詰め物して象牙質を保護します。顔を出した部分に
薬を塗布する、歯の根にコーティングを施して刺激を遮断するなどの治療法もあります。
その方の状態によって治療法を選びます。



歯がしみる!

それは知覚過敏です








治療法としては、露出したセメント質の知覚を鈍くするために、

@セメント質の部分に薬を塗る。
Aセメント質の部分に対し特殊な電流で歯の質を強くする。
B歯根の露出面をコーティングして刺激が伝わりにくくする。


1回で完全に良くなることはないので何度か試してみて下さい。最終手段は神経を取ることですが、これは避けたいことです。
くさび状欠損

●くさび状欠損とは

歯みがき剤を使い、長期間横なぐりに磨いたことなどにより、歯の質が削られ、ついには歯の神経(歯髄)近くまで達することがあります。

・不適切なブラッシング  ・不正なかみ合わせ  ・プラーク

  この結果 →         
                        
                                            このような状態になると
 
                                                  ↓

 

 

 

 

 

 



ドライマウスについて

 最近、年齢に関係なく、口の渇きや唾液が出ないといったドライマウス(口腔
乾燥症)を訴える人が増えています。下の項目に3つ以上あてはまるようでしたら、
ドライマウスが疑われます。
□ 気がつくと口で呼吸している。
□ 食べ物の味がしない、味覚が変わった。
□ 食べ物が噛めない、うまく飲み込めない。
□ 口の中がべたつき、のどが詰まったような感じがする。
□ 口の中がカラカラ、ネバネバして水分が手離せない。
□ 口臭を強く感じる。
□ 舌がひび割れて痛い。
□ 舌がからまり話にくい。
□ 歯磨きをしていてもむし歯や歯周病になりやすい。
□ 常に飲まなければならない薬がある。
□ いつも忙しくほっとする時間がなく、飲酒の機会も多い。

ドライマウスの原因は?
ドライマウスは現代病の一種です。原因は主に、年齢が増すことによる機能の低下、
高血圧、心疾患、免疫が働かない病気などで薬を飲むこと、ストレス、口呼吸など
で起こります。

まずはお口の中を診てもらいましょう。
自覚症状がなくてもドライマウスのことがあります。何でもないからと放っておくと、
むし歯や歯周病、口臭なども悪化します。チェック項目にチェックがつく方は、まず
は歯科医院で診てもらいましょう。唾液の分泌やお口の水分などは、簡単な検査で
わかります。お口の健康は、体全体の健康と深く結びついています。

対応策
 ・水分をまめに補給しましょう。
 ・お口の乾燥を防ぐ保湿剤を利用しましょう。
 ・内科の先生と、お薬の種類について相談することも必要です。
 ・唾液を出やすくするお口のリハビリトレーニングをしましょう。
 ・口呼吸を改善する口腔の筋肉を鍛えるトレーニングをしましょう。
 ・夜更かし、深酒、喫煙などの生活習慣を改め、栄養を考えた生活を送りましょう。
 ・洗口剤や歯みがき剤も、刺激の少ないものを選びましょう。

気になる口臭
口臭の三大原因

 本人は意外と気付かないものですが、口臭は他人に大変な不快感を与えます。口臭の原因にはいろいろありますが、そのほとんどが口の中にあり、次の三種類に分類されます。

      @起床時やストレス等による生理的口臭

      A歯周病や胃腸疾患などによる病的口臭

      B酒、タバコ、にんにくなどの外因的口臭

 三種類の中で70%以上と一番多いのは、歯や舌などの口の中の汚れによる生理的口臭です。口の中で細菌がニオイの元となる成分を生産し、口臭を発生させるのです。細菌は唾液の分泌が少なくなる空腹時や起床時、緊張時など、口の中の自浄作用が低下した時に増殖します。

 その次に、歯科医院で治療を受けないと消えない病的口臭は、虫歯、歯周病(いわゆる歯槽膿漏)が主な成分です。また、口以外の病気が原因で口臭になるのは、咽頭、へんとう炎、呼吸器、消化器の病気、糖尿病などです。

 また「自臭症」といって、自分が「口臭がある」と思い込んでいる場合もあります。

あなた自身で

 口臭をチェックしてみませんか

口臭により、あなたにあった解決方法を提案します。

 口臭予防の基本は、口の中を清潔に保つことです。つまり、原因となる病気があれば、まずそれを治療し、歯科医院でブラッシング指導と、定期的に専門的なクリーニングを受けることです。

口の中の汚れは、日々のブラッシングを丹念に行えば、ほとんど解消することができます。そのうえ、虫歯、歯周病の予防にもつながります。

フッ素塗布でむし歯の予防


フッ化物のむし歯抑制効果を利用

 むし歯は自然に治らないものです。まずはむし歯にならないような予防が大切です。「フッ素」を使って歯の質を高める予防法が効果をあげています。ご存知ですか?
  ・水道のフッ素化       ・フッ素塗布
  ・フッ素歯みがき        ・フッ素洗口(うがい、口すすぎ)
などの方法があります。厚生労働省も「一生使う歯の健康づくり」として強くおしすすめています。

フッ素塗布

 フッ化物のむし歯抑制効果を利用したもので、歯に直接塗布することによってむし歯の予防をはかるという方法です。生えて間もないほど予防効果は大きいと考えられます。一口にフッ素塗布といっても具体的なやり方はいくつかあります。塗布方法も、綿球法とトレー法に大別されます。

 綿球法は綿球に塗布液を含ませ、歯に軽く押し当てて、塗っていきます。トレー法は、トレーの中に液をしみこませた濾紙などを入れ、これをくわえさせて歯面に塗るという方法です。

 歯面への塗布は、フッ化物溶液を小綿球で塗るだけです。この際歯をよく乾燥させる必要がありますので、しばらく口を開けたままの状態に保たなければなりません。 フッ素塗布は、歯医者さんか歯科衛生士という専門家が行います。

乳歯のむし歯の進行

子どもの歯の特徴は乳歯から永久歯に歯がはえかわることです。乳歯のときにむし歯が多いと、むし歯
菌が増えている状態の中に永久歯がはえてくるので、永久歯もまたむし歯になりやすくなります。乳歯
は永久歯よりも弱いため、いったんむし歯が発生すると、あっという間に進んでしまうのです。

COむし歯の始まり
観察が必要
表面が浅く溶け初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりしますが、見ためにはほとんどわからない。
削らずに再石灰化を促して、観察をする。

C1痛みを伴う
自覚症状なし
歯の表面に白い斑点となって現れ、だんだん黒ずんでくる。奥歯では溝に沿って白いスジ状になることがある。

C2冷たい水や風が歯にしみる
むし歯は、エナメル質と象牙質との境にそって、横に広がることが多く、広い範囲を削らなければならないことがある。

C3熱いものもしみ
ズキズキ!
歯髄を取ると歯はもろくなる。しかし、歯髄はデリケートで、炎症をおこすと治りにくく腐りやすいので、
取らざるをえない場合が多い。

C4歯の根だけ残る
末期症状
以前治療した歯から重症化することが多い。歯の根までむし歯になるか、化膿していると抜歯。




むし歯は気づかないうちに進行しているため、痛くなってからでは手遅れです。
定期的に歯科検診を受け、初期の段階で虫歯を見つけましょう。


子供のおやつ
「むし歯になるからおやつはダメ!」ではありません。
おやつの内容を考えきまった時間に与えることが必要なのです。

★むし歯になりにくい食物
・くだもの(りんご・イチゴ)  
・野菜ステック(セロリ、にんじん)
・クラッカー
・ミルクゼリー
・ふかし芋・干し芋
・キシリトールガム


シーラントでむし歯の予防

溝をプラスチックで埋めてむし歯を防ぐ
奥歯のかみ合う面(咬合面)のむし歯の予防に考え出されたのが溝埋め(シーラント)という方法です。あらかじめある溝を接着力のあるプラスチックで埋めてしまいます。このプラスチックは虫歯を削ったとき詰めるものと同類のレジンという材料なので、きちんと埋めていれば虫歯にならないのでは、という考えで普及しはじめました。

むし歯の数を3分の1に
このレジンが長い間のうちにはがれてしまうことも考えられますが、いずれにしても短期的にはきちんと詰めればそれなりの効果をあげています。実際、むし歯の数を3分の1に減らしたという報告も出ています。

 生えて間もない奥歯の永久歯(六歳臼歯)は特にむし歯になりやすいので、この方法で処置してもらうと効果があります。

生活全体でむし歯の予防を
 もちろん、むし歯予防は、これだけで十分というわけではありません。きちんとブラッシングをして、シーラントがきちんとついているかなどの定期健診を受け、食生活でも注意して、総合的な関心を親と子が一緒になって持ちつづけることが大切なのです。





シーラント    虫歯の予防措置


健康な歯のミゾをプラスチックで埋める
虫歯になってから治療するのではなく、虫歯になる前の健康な状態の歯に 対して、あらかじめ
予防措置を施すことができます。
 
乳歯は次に生えてくる永久歯の重要な橋渡し役でもあります。乳歯は永久 歯よりも虫歯になりやすい上に進行も早いので、気をつけていないと順調に 永久歯に役割を引き継ぐことができなくなります。  乳歯を健康に保ち、また永久歯が生えてからもきれいなうちに措置してお くことで将来にわたって虫歯の予防をすることができます。  
そこで乳歯や5〜6才で生えてくる永久歯、すなわち6才臼歯などの奥歯 に接着力のあるプラスチックを詰めてしまい、歯垢がたまらないようにします。
この方法をシーラントといいます。  
このプラスチックは欠けてしまうとそこに歯垢がたまりやすくなり、虫歯 の原因になります。定期的(年に1〜2回)に検診をして欠けたところがあ る場合にはきちんとつぎ足してもらうことが大切です。



サホライド塗布でむし歯の予防


乳歯が軽いむし歯のとき、その進行を防ぐ

サホライドを歯に塗る処置

乳歯の軽いむし歯の進行を抑えるため、フッ化ジアンミン銀溶液を歯面に塗る処置を『サホライド塗布』といいます。
 サホライドとはフッ化ジアンミン銀の溶液のことです。(ちなみに、フッ化ジアンミン銀溶液はムシ歯の抑制と象牙質の知覚を鈍くすることを目的とした薬です。硝酸銀の殺菌作用とフッ素のむし歯抑制作用の両方の効果が期待できます。)

初期の軽いむし歯の進行を抑制
 サホライドは光、熱により変質しやすい性質を持っています。歯面や根管の中を清掃し、乾燥させた後、小綿球に浸ませて塗布します。これにより、初期の軽いむし歯の進行が抑制されます。

副作用としては、銀の沈着によって、象牙質の色を変化させてしまいます。要するに歯が黒光りしてくるのです。そのため乳幼児の前歯のむし歯の抑制にはよく使われますが、永久歯の前歯には使いません。(もちろん黒くなったからといってむし歯になったわけではありません。)



カリエスリスクをご存知ですか

人によって違う、むし歯に対する感受性
同じように甘いものを食べていても、むし歯にかかりやすい人とかかりにくい人がいます。同じ人の口の中でも、むし歯になってしまう歯とならない歯があります。歯には、人により歯の部位によってむし歯に対するかかりやすさに違いがあり、これをムシ歯に対する感受性(カリエスリスク)といいます。

カリエスリスクで判定 効果的なむし歯予防
 カリエスリスクはいくつかの因子の検査結果と患者の全身症状や生活背景などの情報を総合的にみて判定します。現在一般化している方式では、 

    ・むし歯菌の数

    ・唾液の緩衝能

    ・唾液の量や性質

    ・飲食回数

    ・むし歯の経験

    ・プラークの量

などを調べます。

(*唾液の緩衝能:唾液には口の中を中和する能力がありますが、これが緩衝能力です)あなたの口の中が、むし歯菌が多く唾液の量が少なく酸性に傾いていて、その上、度々食べ物を口にする習慣があれば、あなたはまちがいなくむし歯になりやすい状態にあります。

 むし歯は、極初期のうちは自己修復力がありますが、一定以上に進行すると、もう元には戻りません。むし歯を防ぐには、「予防」が一番です。カリエスリスクを調べ、結果を生かしてリスクをできるだけ小さくできれば、むし歯をより効果的に予防できます。

カリエスリスク判定は最適な予防プログラムを組み立てるために有効で便利な方法です!あなたもぜひこの方式をお試し下さい。




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