Pleasure


5月14日(金)
Osaka Blue Note

Harvey Mason Trio
featuring Dave Gsusin



『いや〜、ほんとにいい夜だった・・・』


ハーヴィが最強のピアニスト達を迎え、究極のピアノ・トリオの世界を表現した、昨年11月リリースのアルバム「ウィズ・オール・マイ・ハート」はまさにドリーム・プロジェクトとして大きな話題となった。その中でも共演したデイブ・グルーシンと生のステージが実現。この贅沢かつ、至福の時を再現してくれる。ファン感涙のステージ


TAK YOSHIKAWA
83-6
103


TAKさんはいわゆるJapaneseAmerican
アメリカ生まれのアメリカ育ちで大阪弁を
流暢に話される。『Jesus Christやなぁ〜』
ってよう言うてはりましたね!僕のアメリカ
生活ではとてもお世話になりました。




ショー終了後
TAKさんとサインをもらう為に並ぶ。




1987〜1988年にNYで
撮った写真とサインペン持参




作戦会議
『ここへサインしてもらいますわ・・・』



103『この写真はですね・・・』



Dave『うん、どれどれ・・これは
クリスマスの時期やったなぁ〜・・』

長嶋以来のドキドキやわ・・・。


103『これにサインしてちょーだい!』



Harvey(左端) 『俺、暇やがな!』



TAKさんは買ったばかりのアルバムに
サインをしてもらいました



二人とも満足!





デイブ・グルーシン
1934年コロラド州デンバー生まれ。ピアニスト、作・編曲家。●家庭が音楽一家だったことから、コロラド州立大学の音楽科に学ぶ。その後、一旦徴兵で従軍するが、除隊後NYに移り、アンディ・ウィリアムスの「アンディ・ウィリアムズ・ショー」の音楽監督の仕事をすることとなる。彼のキャリアが一気に上がるのはこの頃である。また、この仕事をきっかけにラリー・ローゼンと知り合う。その後クインシー・ジョーンズやセルジオ・メンデスと親交を持ち、さらに活躍のフィールドを広げた。以降は映画の作曲にも進出。●70年代はフュージョン・ミュージックのトップ・アレンジャーの名声を欲しいままにした。この頃になるとラリー・ローゼンがレコーディング・エンジニアとして頭角を現し、グルーシンは彼と『GRP(Grusin/Rosen Production)』というレーベルを立ち上げる。彼らがこの時期に輩出したアーティストは、アール・クルー、リー・リトナー、パティ・オースティンら。その後、「GRPレコード」は「アリスタ」→「MCA」と変遷を重ねる。●まさに音楽の歴史をミュージシャンとしても、またプロデューサーとしても築きあげたグルーシン。
ハーヴィ・メイソン
1947年ニュージャージー州アトランティック生まれ。バークレー音楽カレッジとボストンのニューイングランド音楽院に学び、この時期バークリーの学生だったヤン・ハマー、ジョージ・ムラーツを加えてコンボを結成、ボストンで演奏を始めた。69年ニューイングランド音楽院で音楽教師の免状を取得。●卒業後、すぐにエロール・ガーナー・カルテットに参加し楽旅に出る。71〜72年はジョージ・シアリング・クインテットで演奏。その後西海岸に移り、同地でセッション・マンとして活躍、西海岸有数の新鋭ドラマーとして頭角を表し始めた。この時期ジェリー・マリガン、ヒューバート・ロウズ等、多数のミュージシャンと吹き込みを行った。73年にはハービー・ハンコックの新編成クインテットに参加。ハンコックと共作で「カメレオン」を作曲し、それらを収めたヘッド・ハンターズが空前のベスト・セラーとなり、一躍ドラマー兼作編曲者として知られるようになった。ソロ・アーティストとしても活躍しており、3度のグラミーノミネートも受賞している。あらゆる音楽ジャンルにおいて最も革新的で最も重視されたドラマーであるメイソン。ボブ・ジェームスの作品のほとんどにおいてフロント、センターで活躍。またグローバー・ワシントン・Jrやハービー・ハンコック、ディオンヌ・ワーウィックの作品ではプロデューサーとしての才能も発揮している。●究極のスーパー・グループ、「Fourplay」では伝説的な技巧とスタイルを持ち合わせたドラマーとして、なくてはならない存在として活躍した。昨年末に発表した、ハーヴィの最新作『ウィズ・オール・マイ・ハート』では、ハービ・ハンコック、チック・コリア、ボブ・ジェームス、そしてデイブ・グルーシン等、最強のピアニストを交えたドリーム・プロジェクトを完成させた。まさに究極の贅沢と至福が堪能できる作品だ。

ダーツバー
ANTZ



こんな感じの雰囲気


フラッシュ光らず
向こうの人の頭が光る。
TAKさん、ダーツおもしろかったです。
今回は1勝1敗だったので、次回は決着を!

TAKさんの持ってくれたコースターのおかげで店の名前思いだしました。

突然ですが・・・


TAKさん、どうです、懐かしいでしょう?




1987〜88年頃に撮った写真にサインをしてもらった!





グルーシンは歌手のアンディ・ウィリアムスの音楽監督だったこともあり、もともとジャズやポップスの世界でのキャリアが長い作曲家で、この「コンドル」もジャズをベースとしたスコアになっている。メインテーマの「Condor!(Theme from "3 Days of the Condor")」はクールでスタイリッシュなジャズだが、メインフレーズが少し陰りのあるスパイスリラー風なところが良い。この曲がスコア全体のベースになっており、「Flight of the Condor」「We'll Bring You Home」等でも異なるアレンジで演奏される。「Yellow Panic」は冒頭の襲撃シーンの音楽だが、これもサスペンス調のジャズでドライなタッチがかっこいい。ラブテーマである「Goodbye for Kathy」「Spies of a Feather, Flocking Together」はムードミュージック的な華麗な音楽で、こういう曲がグルーシンの本領なのだろう。「I've Got You Where I Want You」はジム・ギルストラップのヴォーカルによる挿入歌だが、どうってことはない。

デイヴ・グルーシンが担当したその他の映画音楽には、「卒業」(1967)「愛すれど心さびしく」(1968)「レーサー」(1969)「夕陽に向って走れ」(1969)「名探偵登場」(1976)「グッバイガール」(1977)「天国から来たチャンピオン」(1978)「チャンプ」(1979)「レッズ」(1981)「黄昏」(1981)「リトル・ドラマー・ガール」(1984)「恋におちて」(1984)「グーニーズ」(1985)「ミラグロ/奇跡の地」(1988)「テキーラ・サンライズ」(1988)「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(1989)「虚栄のかがり火」(1990)「フォー・ザ・ボーイズ」(1991)「狼たちの街」(1996)「微笑みをもう一度」(1998)等がある。個人的は「名探偵登場」でのヘンリー・マンシーニ的なミステリ音楽や、「黄昏」でのピアノによる繊細で美しいスコアが良かったと思う。

グルーシンは「天国から来たチャンピオン」(1978)「チャンプ」(1979)「黄昏」(1981)「トッツィー」(1982)「ミラグロ/奇跡の地」(1988)「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(1989)「ハバナ」(1990)「ザ・ファーム/法律事務所」(1993)でアカデミー賞の作曲賞に8回ノミネートされ(「トッツィー」のみ歌曲賞)、「ミラグロ/奇跡の地」で同賞を受賞している。